ストレスとの付き合い方 睡眠の質を高めるセルフケア④│鍼灸・オイルマッサージサロン 恵比寿Qiroom × 表参道Qinowa

Qinowaコラム

2020年09月05日

ストレスとの付き合い方 睡眠の質を高めるセルフケア④

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こんにちは! 治療室Qiroom旗本です。

前回はイライラして眠れないとき(肝火による不眠)におすすめのツボ刺激などをご紹介しました。先日、眠りが浅くて何度も目が覚めてしまう・・・という方に頭にのぼった熱を冷ますツボ・行間(こうかん)へ鍼をしたところ『頭の先まで何かが抜けていった気がしました!』という感想を頂きました。これはまさにストレスによる不眠で影響を受けてしまう足の厥陰肝経(足の親指の外側からスタートして、みずかき付近の行間、膝やふとももの内側、生殖器・・・とのぼり、最後は頭頂部の百会)のルートがすっきり通ったサイン!

気・血・津液の通り道「経絡」は目に見えないものですが、こうやって体感できたりするんです。鍼だけでなく、お灸の温かな刺激でも経絡を感じることがありますので、治療の際はぜひ体の素直な反応を観察してみてくださいね。

さて、突然ですがここで質問です。 

あなたはストレスと上手に付き合っていますか?イライラやモヤモヤを溜め込まず、コントロールできているでしょうか?

こう聞かれて「はい!大丈夫です!」と胸を張って答えられる方はそう多くないかもしれません。東洋医学の五臓(肝・心・脾・肺・腎)の中で、肝は本能的な心の動きの影響を受けやすいと言われています。喜怒哀楽があることは悪いことではありませんが、その振れ幅が大き過ぎると、例え嬉しいことでもストレスになってしまうのです。楽しかった旅行のあと、反動で気分がどっと落ち込んで何もする気がしない・・・ こんな経験はありませんか?これがまさに「楽しさ」がストレスになってしまった状態です。

こうやって考えてみると、ストレスのない生活はほぼありえませんよね。ですから「なくす」のではなく「コントロールすること」がカギとなります。今回は、私が実際に行っているストレスへの対処法の中からオススメの2つをご紹介します。

①イメージによるストレス・コントロール

目を閉じて、あなたの一番好きな風景を思い浮かべながらゆっくりと深呼吸してみましょう。

このとき大切なので「より具体的に風景を思い浮かべること」です。山の緑はどのように深かったか、海の青さや空に浮かぶ雲はどうだったか、陽射しを浴びたときの葉っぱのきらめきは?木洩れ日の眩しさや温もりはどう感じられたか、風はどんな匂いがした?耳を澄ましたときにどんな音が聞こえた? そして、そのときあなたはどんな気持ちでいましたか?まさに今、自分がその場にいるような気持ちで具体的に思い浮かべてみましょう。

また、深呼吸は「吐くこと」に意識を集中します。肺の中の空気を充分に吐き切ることができれば、自然と深く息を吸うことができます。肩の力を抜いて楽な姿勢で、まずはふう~~っと大きく息を吐き切って、そのあと自然に空気が入ってくるままに任せてみてください。

②香りを活かした生活を

東洋医学では、香りのよいものは気の巡りをよくするといわれています。嗅覚は無意識のうちに脳(本能の部分)へ直接作用します。「心地よい」と感じる香りは副交感神経を優位にしてリラックスへの導いてくれますので、ストレスのコントロールにはぴったりの存在なんです!

先ほどの深呼吸の際に、お気に入りの精油を数滴ティッシュに垂らし、香りを楽しみながら好きな風景を思い浮かべてみましょう。目を閉じると嗅覚、聴覚、触覚が敏感になります。これまで気づかなかった「何か」を発見できるかもしれませんよ。

また、朝はスッキリした香り、夜はほっとできる香り・・・など、生活リズムに合わせて香りも変化させると自律神経の働きが整いやすくなります。

☆おすすめの精油
朝:レモン、ペパーミンント、ローズマリー、グレープフルール、ユーカリなど
夜:ラベンダー、ベルガモット、オレンジ、フランキンセンス、サンダルウッドなど

食事でもシソやミョウガ、かんきつ類など、香りのよいものを意識して取り入れてみませんか?いつものサラダでも、食べる直前にシソを数枚ちぎるだけでパッと爽やかな香りが広がって目がさめるような気分になりますよ。これこそ気血がスッと流れた証拠です。こんなささやかなことの積み重ねも睡眠の質を高めることにつながりますので、ぜひお試しください。

次回は暴飲暴食が原因で起こる不眠についてご紹介します。